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» 2017年02月10日 05時00分 公開

大阪編:東京には負けへんで!――関西圏で働くエンジニアの給与水準、家賃、通勤時間、電車の混雑率ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(21)(4/4 ページ)

[國枝直人、伊藤久彰(楽天),@IT]
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大阪で技術を磨く〜勉強会、カンファレス

 学びの環境はどうでしょう。東京に行かなければ、カンファレンスや勉強会には参加できないのでしょうか?

 そんなことはなく、大阪でも活発に勉強会などが開かれています。大きいところでは楽天主催の「楽天テクノロジーカンファレンス」を毎年開催していますし、楽天大阪支社のカフェテリアでは、「大阪Jenkins勉強会」「関ジャバ」などの勉強会が開催された実績があります

 楽天大阪支社以外でも、Java、Ruby、PHPなどの主要言語や、アジャイルなどの手法にまつわる勉強会が、各地で多数開催されています。

大阪で会社を経営する〜学生、離職率

 企業にとっての大阪の良いところも紹介しましょう。1社でも多くの企業が大阪にオフィスを作ってくれれば、われわれITエンジニアが働く場所が増えるからです。

優秀な学生がたくさんいる

 大阪で会社を経営する、起業をする、支社を作るメリットの1つは、人事採用面での優位性です。

 京都大、大阪大、神戸大をはじめ、全国の大学生の約20%は関西圏にいます。大阪にオフィスがあれば、インターンの受け入れハードルが下がり、新卒採用時に大学へアプローチしやすくなりますので、優秀な学生を採用できる可能性が高くなります。

離職率が低い?

 大阪で働いている人は、もともと大阪や関西圏が地元の人が多いので、介護などの家族の事情で引っ越しするために転職をするケースがあまりありません(同様の理由で大阪へUターンしてきた人は多い)。個人的な感覚ですが、大阪では比較的ゆっくり腰を落ち着けて働く人が多いように感じます。

大阪への思い

 筆者(伊藤)が東京で働いていたときの同僚の何割かは、関西にルーツを持つ人でした。この記事で私が伝えたいのは、「大阪にはまだまだポテンシャルがある。みんな大阪へ戻ってきてほしい。そして一緒に仕事がしたい!」ということです。

 せっかくITやインターネットを武器に仕事をしているのですから、働く場所との依存関係をなるべく減らしたいものです。「U&Iターンの理想と現実:大阪編」、次回は「仕事をする場所にこだわらないワーキングスタイル」をテーマに、楽天大阪支社の事例を紹介します。

@IT式 U&Iターンスタイル

全国各地のU&Iターンエンジニアたちが、地方での生活の実情や所感などをセキララに伝えます。Uターン、Iターン、Jターンに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

ご当地ITライター募集

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筆者プロフィール

國枝直人

楽天 國枝直人

大阪府生まれ。

2010年に楽天入社。前職を含め東京で7年間働いた後に2012年に大阪支社へUターン。

現在は伊藤と同じ部署に所属。


伊藤久彰

楽天 伊藤久彰

滋賀県生まれ。

2007年に楽天入社。5年ほど大阪支社で働いたのち、國枝と交代する形で東京へ異動。その後、2015年に再び大阪へUターン。現在は楽天市場を運営するための社内スタッフ向けのさまざまなシステムを開発する部署のマネジャーをやっている。


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