本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、ログイン中のユーザーを一覧表示する「users」コマンドです。
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、ログイン中のユーザーを一覧表示する「users」コマンドです。
「users」はログイン中のユーザーを一覧表示するコマンドです。
ログイン中のユーザーを一覧表示するコマンドには、この他、「who」コマンド(連載第225回)や「w」コマンド(第226回)があります。
users [ファイル]
※[ ]は省略可能な引数を示しています。
usersのオプションは、コマンドの使い方を表示する「--help」と、バージョンを表示する「--version」の2つだけです。
「users」で、現在ログインしているユーザーのログイン名を一覧表示します(画面1)。
ログインの情報は、「/var/run/utmp」ファイルに基づいて表示しています。別のファイルを参照したい場合は、「users ファイル名」のように指定します。ログイン情報を記録しているファイル以外を指定した場合は、何も表示しません。
users
(ログイン中のユーザーを一覧表示する)
usersコマンドが表示するのはログイン名のみです。使用している端末の情報などを取得したい場合は、whoコマンドやwコマンドを使用するとよいでしょう(画面2)。
西村 めぐみ(にしむら めぐみ)
PC-9801NからのDOSユーザー。PC-486DX時代にDOS版UNIX-like toolsを経てLinuxへ。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『Accessではじめるデータベース超入門[改訂2版]』『macOSコマンド入門』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。
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