Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールの概要、使い方を凝縮して紹介する連載。今回は、Trivyの代表的な利用シーンを取り上げながら、実践的に利用するための検討ポイントを解説する(最新のv0.56.2含め2024年の情報に合うように更新)。
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Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールの概要、使い方を凝縮して紹介する本連載「Cloud Nativeチートシート」。前回はTrivyの単体機能を中心に紹介しました。
Trivyを組織やプロジェクトで取り入れるには、開発のライフサイクルから運用まで幅広く検討する必要があります。本稿では、Trivyの代表的な利用シーンを取り上げながら、実践的に利用するための検討ポイントを解説します。
アプリケーション開発はソースコードを書いて、ビルドやテストを行い、デプロイするといった流れを繰り返します。このような開発のライフサイクルの中、どこでTrivyを利用するのがよいのでしょうか? どのようなことを検討しなくてはならないのでしょうか?
本稿では下記3つの利用シーンを取り上げて解説します。
Trivy利用シーン | 狙い | |
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【1】 | ローカル開発環境 | 開発の初期段階から脆弱性の混入を防ぐ |
【2】 | CI/CDパイプライン | 脆弱性を含むアプリケーションのデプロイを防ぐ |
【3】 | 実行中のアプリケーション | リリース後に発見された新規脆弱(ぜいじゃく)性を継続的に検知する |
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