グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。今回は八楽でAIプロダクトの開発をしているWernich Baumgarten(バーニック・バウムガートン)さんにお話を伺う。海外に憧れる南アフリカの少年が「行くならこの国しかない」と日本を選んだきっかけとは。
国境を越えて活躍するエンジニアにお話を伺う「Go Global!」シリーズ。今回は八楽でAI(人工知能)プロダクトの開発をしているWernich Baumgarten(バーニック・バウムガートン)さんにお話を伺った。少年はITに関心が高い南アフリカで生まれ、幼いころからコンピュータに夢中だった。そんな同氏が来日した理由とは。聞き手は、アップルやディズニーなどの外資系企業でマーケティングを担当し、グローバルでのビジネス展開に深い知見を持つ阿部川“Go”久広。
阿部川 “Go”久広(以降、阿部川) 生年月日を教えてください。
Wernich Baumgarten(バーニック・バウムガートン 以降、バーニックさん) 1997年の4月28日に、南アフリカのパールで生まれ、マームズベリーで育ちました。今年25歳になります。
阿部川 小さいころはどんなお子さんでしたか。
バーニックさん とにかくゲームで遊んでばかりいました。ビデオゲームがコンピュータ的なものとの最初の出会いで、大きくなったらゲームデベロッパーやゲームプログラマーになりたいと思っていました。
阿部川 どんなゲームで遊びましたか。
バーニックさん たしか最初のゲームは「クラッシュ・バンディクー」でした。「メタルギアソリッド」もよく母とプレイしました。
阿部川 お母さまと!
バーニックさん はい。母はしっかりハマっていました(笑)。
ゲームが最初のコンピュータとの出会いだった人は多いと思います。当たり前のことですが、若いエンジニアの最初のゲーム体験を聞くと「最初がそれなの?」と驚くことが多いです。メタルギアソリッドは名作ですが、間違ってもお母さんと一緒にやるようなゲームではないと個人的には思います(笑)。
阿部川 南アフリカの教育制度について教えてください。
バーニックさん 幼稚園が2年、小学校が7年、その後高校が5年です。日本の中学校に当たるものはありません。高校卒業後は、大学に進学する人もいれば、すぐに就職する人もいます。
阿部川 高校時代はどんな教科が好きでしたか。
バーニックさん コンピュータやITに関係したものが好きでした。今思い返すと、やはり特に数学が面白かったですね。
放課後もコンピュータざんまいでしたが、クリケットやフィールドホッケーもやりました。それほどうまくはありませんでしたが(笑)、友達と体を動かすのは楽しかったです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.