アプリ開発環境をセルフサービスで素早く準備できる「Azure Deployment Environments」とは?――Microsoft Build 2023で発表Microsoft Azure最新機能フォローアップ(194)

Microsoftは「Microsoft Build 2023」で、セルフサービスでアプリ開発環境を素早く準備できる「Azure Deployment Environments」の一般提供を発表しました。このサービスは、現在、東日本を含む一部のリージョンで利用可能です。

» 2023年06月01日 05時00分 公開
[山市良テクニカルライター]

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「Microsoft Azure最新機能フォローアップ」のインデックス

Microsoft Azure最新機能フォローアップ

開発/テストを“時短”する「Azure Deployment Environments」が提供開始

 「Microsoft Build 2023」(米国時間2023年5月23〜25日開催)で一般提供開始が発表された「Azure Deployment Environments」は、開発プロジェクトごとに、一貫性とベストプラクティスを確立しながら、セキュリティで保護されたアプリ開発環境を素早く、セルフサービスで準備することができるアプリ開発チーム向けサービスです。

 Azure Deployment Environmentsでは、開発チームが開発環境を作成および管理するための専用ポータル「デベロッパーセンター(Dev Center)」を使用して、定義済みのIaC(コードとしてのインフラストラクチャ)テンプレートに基づいて、オンデマンドで(必要時に)アプリ開発環境をMicrosoft Azure上に準備できます。

 また、Azure上にサンドボックス環境を作成してコードをテストしたり、トレーニングやデモ用の事前定義済み環境を作成したりすることも可能です。さらに、さまざまな種類の開発環境を事前に構成し、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインと統合することもできます(画面1)。

画面1 画面1 Azure Deployment Environments専用のポータル「デベロッパーセンター(Dev Center)」

 Azure Deployment Environmentsは、無料のサービスです。ただし、このサービスを通じてデプロイされた開発環境で使用されるコンピューティング、ストレージ、ネットワークなどのAzureリソースについては、その使用に基づいて課金されます。

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