中国の零一万物(01.AI)、コーディング用LLM「Yi-Coder」をオープンソースとして公開「10B未満のパラメーターで最先端のコーディング性能」

中国のAIスタートアップ零一万物(01.AI)は、コーディング用大規模言語モデル(LLM)「Yi-Coder」をオープンソースとして公開した。

» 2024年09月10日 08時00分 公開
[@IT]

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 中国のAIスタートアップ(新興企業)である零一万物(01.AI)は2024年9月5日(中国時間)、コーディング用大規模言語モデル(LLM)「Yi-Coder」をオープンソースとして公開した。

 Yi-Coderは、15億(1.5B)パラメーターと90億(9B)パラメーターのモデルがあり、それぞれベース版とチャット版がある。いずれもコンテキストウィンドウは12万8000(128K)トークンとなっている。01.AIは、「100億(10B)未満のパラメーターで最先端のコーディングパフォーマンスを実現する」とうたっている。

(提供:01.AI)

 Yi-Coderは、効率的な推論と柔軟なトレーニングが可能になるように設計されており、特に「Yi-Coder-9B」は、01.AIのオープンソースLLMファミリー「Yi」の一つである「Yi-9B」をベースに、高品質の2.4兆(2.4T)トークンの追加データを用いたトレーニングによって構築されている。このデータは、GitHubのリポジトリレベルのコードコーパスと、CommonCrawlからフィルタリングされたコード関連データから厳密に調達されている。

 Yi-Coderの主な特徴は以下の通り。

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