paizaは「就職活動実態調査(26卒版)」の結果を発表した。ITエンジニアを志望する学生はインターンの時点からスキルや実務経験を重視していることが分かった。
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paizaは2024年10月16日、「就職活動実態調査(26卒版)」の結果を発表した。この調査はpaizaが運営する「paiza新卒」に登録している、ITエンジニア志望の学生(2025年度卒業予定と2026年度卒業予定)を対象に実施した。それによると、より専門性の高い職種への希望が増えており、ITエンジニアを志望する学生はインターンシップの時点からスキルや実務経験を重視していることが分かった。
希望する職種を見ると、2025年度卒業予定の学生は「SE(システムエンジニア)、PM(プロジェクトマネジャー)」が圧倒的に多く、61.7%(複数回答、以下同)だった。次いで、「Webエンジニア(バックエンド)」(33.8%)、「Webエンジニア(フロントエンド)」(28.6%)、「AI(人工知能)エンジニア、データエンジニア」(22.6%)などが続いた。これに対して2026年度卒業予定の学生は、希望職種の順位は2025年度卒業予定と同じものの、「SE、PM」を希望する学生は半数に満たず(45.0%)、それ以外の職種を希望する学生の割合が相対的に高かった。
新卒で入社した企業(1社目)で勤続したい年数については、「まだ分からない、考えていない」を除くと、「4〜6年」の割合が最も高かった(2025年度卒業予定と2026年度卒業予定のどちらも25.6%)。「定年まで」と回答した割合は2025年度卒業予定が7.5%、2026年度卒業予定が4.4%で、paizaは「ファーストキャリアで選んだ企業に長く勤めたいと考える学生の少なさが目立つ」と述べている。入社後のキャリアステップについても、転職や独立を考えている学生が、2025年度卒業予定は4割程度、2026年度卒業予定は3割程度いることが分かった。
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