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chkrootkitのログをローテートするには 北浦訓行 |
chkrootkitを定期的に実行するにはで説明した方法で作成したログファイルは、翌日chkrootkitが実行されたときに上書きされてしまう。
/etc/cron.daily/chkrootkitの内容を、
#!/bin/sh |
のように変更すれば、3世代までのログを残すことができる。
logrotateを使えば、より柔軟な保存設定が可能になる(syslogの保存期間を変更するにはおよびlogrotateの設定ファイルで指定できる主なコマンド参照)。chkrootkit用logrotateの設定を行うには、/etc/logrotate.d/chkrootkitを作成し、以下のような記述を行う。
/var/log/chkrootkit.log { |
/etc/logrotate.d/chkrootkitを作成したら、chmodコマンドでパーミッションを変更する。
# chmod 644 /etc/logrotate.d/chkrootkit |
以上の設定により、chkrootkitのログファイル(chkrootkit.log)は作成から1日たつとファイル名がchkrootkit.log.1のように変更され、chkrootkit.logには常に最新のchkrootkitのログが記録されることになる。
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