Linux Tips | |
![]() |
syslogの保存期間を変更するには 北浦訓行 |
Red Hat Linux、Turbolinux、Vine Linuxなどでは、syslogをはじめとする各種logファイルの1週間分のログを1ファイルとして、過去4週間分保存している。
$ ls -l /var/log/messages* |
この作業は、logrotateというツールで自動的に行われるため(cronで1日1回logrotateコマンドが実行される。設定は/etc/cron.daily/logrotate)、ユーザーが何かのアクションを行う必要はない。しかし、4週間分のログでは足りない場合や、ディスクスペースの関係で4週間もログを保存しておけないこともあるだろう。そのようなときは、保存期間などを変更するといいだろう。
logrotateの設定ファイルは、/etc/logrotate.confだ。また、/etc/logrotate.dディレクトリ内に、サービスごとの設定ファイルがある。
# see "man logrotate" for details |
/etc/logrotate.conf |
もし、1年分(53週)のログを保存するのであれば、/etc/logrotate.confの「rotate」の行を変更する。
# keep 4 weeks worth of backlogs |
「compress」オプションを指定すると(コメントを外すと)、過去のログがgzipで圧縮される。
また、特定のログだけは1年分保存して、ほかのログはデフォルトのまま4週間分保存するといった設定を行うこともできる。それには、/etc/logrotate.dディレクトリ内にある、サービスごとの設定ファイルを変更する。例えば、syslogだけを53週分保存する場合は、/etc/logrotate.confはそのままにしておいて、/etc/logrotate.d/syslogを変更する。
/var/log/messages /var/log/secure /var/log/maillog /var/log/spooler |
/etc/logrotate.d/syslog |
![]() |
Linux Tips Index |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
|
Linux & OSS フォーラム 新着記事
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
![]() |
||
|
||
![]() |
Linux & OSS 記事ランキング
本日
月間
- 上がり続けるOSS採用率、その理由は? 「2025 State of Open Source Report」で明らかに
- Linux起動の仕組みを理解しよう[rcスクリプト編]
- インメモリデータベース「Redis 8」公開 再びオープンソースとして利用可能に
- Microsoft、WSLのアップデートを発表 新しい提供方式、tarベースのWSLディストリビューションアーキテクチャとは
- Linuxディストリビューション「Ubuntu 24.04.1 LTS」公開 新機能は? サポート期間は?
- 「国連オープンソース原則」をOSIが公式支持 IT業界に与える影響は?
- オープンソースのシステム監視/アラートツールキット「Prometheus 3.0」公開 7年ぶりのメジャーリリースで何が変わった?
- 「Azure Linux」は「CentOS 7」の移行先になり得るか LinkedInの選択
- 「Llama2」やXの「Grok」などが不合格になったOSIの「オープンソースAIの定義 1.0」、その中身とは? 合格したAIは?
- オープンソースハイパーバイザー「Xen 4.20」公開 セキュリティとパフォーマンスが向上
- インメモリデータベース「Redis 8」公開 再びオープンソースとして利用可能に
- 上がり続けるOSS採用率、その理由は? 「2025 State of Open Source Report」で明らかに
- Linux起動の仕組みを理解しよう[rcスクリプト編]
- 「国連オープンソース原則」をOSIが公式支持 IT業界に与える影響は?
- Microsoft、WSLのアップデートを発表 新しい提供方式、tarベースのWSLディストリビューションアーキテクチャとは
- Linuxディストリビューション「Ubuntu 24.04.1 LTS」公開 新機能は? サポート期間は?
- 「Llama2」やXの「Grok」などが不合格になったOSIの「オープンソースAIの定義 1.0」、その中身とは? 合格したAIは?
- 「Azure Linux」は「CentOS 7」の移行先になり得るか LinkedInの選択
- オープンソースのシステム監視/アラートツールキット「Prometheus 3.0」公開 7年ぶりのメジャーリリースで何が変わった?
- オープンソースハイパーバイザー「Xen 4.20」公開 セキュリティとパフォーマンスが向上