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GRUBを再インストールするには 北浦訓行 |
1台のPCに複数のディストリビューションをインストールする場合、2つ目以降のディストリビューションのブートローダはそのディストリビューションをインストールしたパーティションのブートセクタにインストールしなければならない。誤ってMBRにインストールしてしまうと、それ以前にインストールしたOSが起動しなくなる可能性がある。
そのような場合は、GRUBを再インストールする。まずは、以前使用していたLinuxを起動する。新しいブートローダで起動できるのであれば、それを利用するのが簡単だ。起動できないなら、エマージェンシーディスクを使用する(Fedora CoreのレスキューCDを使うには、GRUBの起動ディスクを作成するには、MBM(Multiple Boot Manager)を使うには(フロッピーディスク編)などを参照)。
以前使用していたLinuxを起動したら、GRUBを再インストールする前に現在のMBRをバックアップする(MBR(マスターブートレコード)をバックアップするには)。
# dd if=/dev/hda of=mbr-backup.img bs=512 count=1 |
バックアップが完了したら、GRUBを再インストールする。ただし、/(ルートディレクトリ)と/bootが同じパーティションになっているか、別のパーティションになっているかで、grub-installコマンドのオプション設定が異なる。
/と/bootが同じパーティションの場合は、以下のようにする。
# grub-install /dev/hda |
/と/bootが異なるパーティションの場合は、--root-directoryオプションを付加する。
# grub-install --root-directory=/ /dev/hda |
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