インストールが完了したので、早速Xcodeを起動してみましょう。先ほどDockに追加したXcodeのアイコンをクリックします。
初めて起動したときは、起動が完了するまでに少し時間がかかります。起動が完了すると、始めに「Install additional required components?」と聞かれます。この画面は、Xcodeが動作するために必要な機能がまだインストールされていないときに表示されます。「Install」をクリックしてインストールします。
インストールが完了すると、次のような画面が表示されます。これでXcodeを起動することができました。
2015年3月10日、Xcodeの最新バージョン「Xcode 6.2」が一般公開されました。このバージョンから、Apple Watchの中で動作するアプリ「WatchKitアプリ(ウオッチキットアプリ)」が開発できるようになりました。Apple Watchは新しいMacBookと同様に2015年4月10日予約開始、4月27日発売予定ですが、Apple Watchが発売する前からWatchKitアプリの開発を始めることができます。
WatchKitアプリは現在、iPhoneアプリの追加機能という位置付けです(※)。そのためiPhoneアプリの開発経験がないとWatchKitアプリを開発することは難しいですが、これからiPhoneアプリ開発を学ぶ目標にするというのも面白いと思います。iPhoneアプリ開発を学びながら、WatchKitアプリのアイデアを練ってみてはいかがでしょうか。
※現在はiPhoneアプリの追加機能としてのみ開発可能ですが、2015年末ころにはApple Watch上のみで動作するアプリが開発できるようになると発表されています。
次に、XcodeからPlayground(プレーグラウンド)を開いてみましょう。Playgroundはプログラミングを気軽に試すための遊び場です。この連載では、Playgroundを使ってプログラミングを学んでいく予定ですので、まずは試しに開いてみましょう。
Playgroundを開くには、先ほど開いたXcodeの初期画面の「Get started with a playground」をクリックします。
PlaygroundのデータはMacの中にファイルとして保存できるので、始めに保存するファイルの設定を行います。まずはPlaygroundのファイル名を入力する画面が表示されるので、ファイル名はそのままで「Next」をクリックします。
次に、Playgroundのファイルを保存する場所を決める画面が表示されます。保存する場所に「デスクトップ」が選択されていることを確認し「Create」をクリックします(もし保存する場所が把握できるのであれば、別な場所でも問題ありません)。
下図のようなPlaygroundのウインドウが表示されれば、準備完了です。Playgroundを使ってプログラミングが行えるようになりました。次回からは、このウインドウを使ってプログラムを書いていきます。
今回はプログラミングに必要なMacの操作方法を中心に解説しました。その他のMacの基本的な使い方について知りたい場合は、以下を参考にしてください。
今回までで、Macを使ってプログラミングを行うための環境を作ることができました。次回からは、この連載の本題であるプログラミングに挑戦していきましょう。
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