二次元美少女が教えてくれる「Python」学習講座が、「うぉぉ。これならば続けられる(はず)」「うん、やる気になる(はず)」と話題です。
今、「Python」の需要が高まっているようです。
転職サイトを運営する「ビズリーチ」が2016年2月に調査した「プログラミング言語別の平均年収ランキング」によると、求人内容における平均給与金額ランキングの1位はPython(約651万円)なのだそうです。
Pythonは、文法上の特徴から、比較的初心者にも扱いやすいとされているオブジェクト指向型のプログラミング言語です。上記の調査によると、Pythonを必要とする求人には、「機械学習エンジニア」や「ロボット向けアプリケーションの開発」などが多く、日本でも需要が高まっているそうです。ちなみに、Pythonを武器に例えると「水平二連式の散弾銃」になります。けっこう強そうです。
なお、2016年1月にリクルートテクノロジーズが調査した「2016年に習得したいプログラミング言語ランキング」では、Pythonは8位でした。プログラマーの希望と現場の現実に少しギャップがあったのは興味深いところです。
需要が増えつつある状況ならば、ぜひ重宝される「Pyhton使い」になりたい。そう思った人のための、Pythonを基礎から学べるオンライン学習講座「Python入門編」が、オンラインプログラミング学習サイト「paiza動画ラーニング」で公開されました。「これならば、続けられる(はず)」「やる気になる(はず)」と話題になっています。
Python入門編は、1回3分ほどのレッスン動画と、「ブラウザ上でプログラムを実行できる環境」で学べる無料のオンライン学習講座です。言語の基礎を学ぶパートと、条件分岐や比較演算子を学ぶパートで構成され、全15回の講座が用意されています。
まず、その場で実行できる環境が用意されているのが楽です。初心者がプログラミングを学ぶ最初の面倒な壁が、「プログラミング実行環境を整えること」とされています。これをスッと解消してくれています。
学習内容も、「“スライムが*匹あらわれた。”を、1〜100匹の間でランダムで出現するように記述するまでのレッスン」といったように、著名ロールプレイングゲーム(RPG)に例えています。あのゲームの裏側では、なるほどこう書かれているのか──を想像しながら学べる学習方法の世界観づくりが秀逸です。
そして、講師が「美少女」であること。paizaサイトの人気美少女キャラクターである霧島京子さんに、耳元でささやかれながら教わっている……ような心地よい錯覚と現実への引き戻しを繰り返しながら楽しく学べます。これは、イヤフォンを使って学習することをお勧めします。キャラクターの声は、ゲーム『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』の神園しのぶ役などを演じる、プロ声優の上間江望さんが担当されています。
そして、得た知識で、難しいと話題の「プログラミングで彼女をつくる」に挑戦できるようにもなりますね。なるほど、RPGっぽいです。攻略していけばいつの間にかジョブチェンジ条件を満たし、現実の世界でも本当の勇者になれるかもしれませんね。
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