Microsoftは2022年の春ごろから、Windows Server LTSCの次期バージョンのプレビュービルドを評価用に定期的にリリースしています。次期バージョンの完成はまだ数年先のことで、現時点でどうなるのか確定的なことは何も言える状況にありません。ですが、一つだけ気が付いたことがありました。
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本連載第212回では、「Windows Server 2012」で開発終了扱いとなり、将来削除される可能性があるために非推奨となった「SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ」の機能について、「Windows Server 2022」では引き続き提供されてはいるものの、構成を確認、設定するための管理ツールがエラーでクラッシュするという状態になってしまったことを紹介しました(画面1、画面2)。
記事では、「Windows Server 2019」のSMTPサーバで構成をバックアップしておいてからインプレースアップグレードし、バックアップから復元することで、構成を引き継ぐことができる(そして、恐らく構成通りに機能する)ことを示しました。しかし、構成を確認したり、変更したりできないため、Windows Server 2022ではSMTPサーバを利用するのは諦めた方がよいと書きました。
Microsoftは2022年春ごろから、Windows Server長期サービスチャネル(LTSC)の次期バージョン(通称、Windows Server vNext)のプレビュービルド「25xxx」を評価用に、定期的にリリースしています。
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