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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。
Gartnerには、「ビッグデータ」についての問い合わせが継続して頻繁に寄せられている(もっとも、私はこの言葉がずっと嫌いだ)。だが、「Apache Hadoop」についての問い合わせは多くない。
過去24カ月にGartnerのデータ管理アナリストは、顧客からビッグデータについて数百件の問い合わせを受け、アドバイスをしてきた。1カ月当たりでは20〜30件程度で、これはかなりの量だ。
ちなみに、同じ期間に「データレイク」についての問い合わせは、その2倍以上あった(一部は重複している)。「レイクハウス」についての問い合わせは、その10分の1に満たず、主にここ数カ月間に寄せられている。ただし、件数は急増中だ。
Gartnerにとって、こうした動向を追跡することは市場の声を聞く良い方法だ。Gartnerはこのような動向を踏まえて調査範囲を設定し、調査の方向付けをし、注意を払っている。Hadoopについての問い合わせ動向も示唆に富んでいる。同じ期間のビッグデータについての問い合わせと比べて半分の頻度にとどまり、下のグラフが示すように、その傾向は明白だ。
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