Javaではメッセージリソースを扱うときプロパティファイル(*.properties)を利用しますが、Eclipse標準のプロパティエディタは直接日本語を扱うことができません。一度、シフトJISやEUC-JP等のキャラクタセットでプロパティファイルを作成しておいて、native2ascii等でユニコードエスケープ形式に変換する必要があります。
CrossJ PropEditorを利用すると、日本語で直接プロパティファイルを編集することができ、native2asciiが不要になります。また、プロパティファイルの比較機能もあり、アプリケーションの国際化を行う際に日本語と英語のプロパティの比較等も行うことができます。
■特長
・日本語による直接編集
native2asciiを利用しなくても、プロパティファイルを直接日本語で編集できます。
・コメント機能
プロパティの説明をコメントとして入力することができます。
・テーブルによるプロパティ一覧表示
テーブルでプロパティを一覧表示できます。
・プロパティファイルの比較機能
英語と日本語のプロパティを比較する等、プロパティファイルの国際化に便利です。
・特殊文字の置換機能
“〜”(波)、“―”(ダッシュ)等の特殊文字を指定したUnicodeエスケープ文字へ変換します。
■入手方法
下記のCrossJ PropEditorのサイトからダウンロードします。
■使い方
プロパティファイルをクリックすると、図のようなプロパティの編集画面が表示されます。
プロパティを追加するには、画面下部の「キー」「値」が記述されているテーブル上でマウスを右クリックし、新規追加を選択します。[キー]欄にプロパティのキー、[値]欄に値、コメント欄にコメントを入力し、[Ctrl]+[S]を押すと保存されます。
また、プロパティ編集画面上部の[値]欄で右クリックし、「Unicode制御文字の挿入」を選択すると、特殊文字を入力することができます。
また、テーブル上で、右クリック→[比較モードで開く]を選択し、[プロパティファイル]を選択すると、プロパティファイルを比較することができます。
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