論理設計を行ってみましょう。ダイアグラムを生成した状態では、物理設計のビューでダイアグラムが表示されます。論理設計のビューに切り替えるには、ダイアグラム上で右クリックを押し、[論理/物理表示を切り替え]を選択します(図4)。
論理ビューに切り替えたら、テーブルを作成してみましょう。左のテーブルアイコンを選択して、ダイアグラム上でクリックすれば、テーブルが作成されます。作成されたテーブルをダブルクリックすると、図5のテーブルダイアログが表示されるので、ここでテーブルの情報を入力します。
図6の情報を入力して[OK]を押すと、図7のテーブルがダイアログ上に表示されます。
論理設計では、物理欄を無視して、[論理テーブル名][論理カラム名][型]を入力します。
次に、外部キーを設定します。外部キーを設定するには、左のアイコンの参照を選択し、テーブル間に線を引きます。線をクリックすると、ダイアログが表示され、参照元のキーを選択できます(図8)。
論理設計が完了したら、次は物理設計を行います。論理設計が終了した状態では、ダイアグラムが論理設計モードになっていますので、物理設計モードに切り替えます。切り替えるには、ダイアグラム上で右クリックを押し[論理/物理表示を切り替え]を選択します。
ダイアグラムの各テーブルをクリックし、[物理テーブル名][物理カラム名]を入力し、[型][主キー][必須]などの確認を行います(図9)。
これで物理設計は完了です(図10)。
論理設計と物理設計を同時に行う場合は、物理設計のみでもよいでしょう。
DDLファイルを生成して、テーブルをデータベース上に作成しましょう。ダイアグラム上で右クリックをして[Generate]→[DDL]を選択します。次に、DDLファイルを出力するディレクトリを選択し、ファイル名を入力して[終了]ボタンを押せば、SQLの方言に合わせたDDLファイルが生成されます(図11)。
例えば、ダイアグラム作成時にSQL方言にDerbyを選択した場合、次のようなDDLファイルが生成されます。
CREATE TABLE CUSTOMER( CID VARCHAR(128) NOT NULL PRIMARY KEY, NAME VARCHAR(128) NOT NULL, PASSWORD VARCHAR(64) NOT NULL, ADDRESS VARCHAR(512) NOT NULL, TEL VARCHAR(20) NOT NULL ); CREATE TABLE ITEM( ITEMID NUMERIC(10) NOT NULL PRIMARY KEY, NAME VARCHAR(128) NOT NULL, PRICE NUMERIC(10) NOT NULL, STOCK NUMERIC(10) NOT NULL ); CREATE TABLE ORDERDETAIL( ODERID NUMERIC(10) NOT NULL PRIMARY KEY, ITEMID NUMERIC(10) NOT NULL PRIMARY KEY, AMOUNT NUMERIC(10) NOT NULL, FOREIGN KEY (ODERID) REFERENCES PURCHASEORDER (ORDERID), FOREIGN KEY (ITEMID) REFERENCES ITEM (ITEMID) ); CREATE TABLE PURCHASEORDER( ORDERID NUMERIC(10) NOT NULL PRIMARY KEY, CID VARCHAR(128) NOT NULL, DATE DATE NOT NULL, FOREIGN KEY (CID) REFERENCES CUSTOMER (CID) );
Project Amaterasでは、AdobeのAIRの開発をサポートするAIR GEARが現在開発されています。Project Amaterasの動向を今後もウオッチしていきたいと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.