第1回 セレクタ編連載:jQuery逆引きリファレンス(8/25 ページ)

» 2009年10月09日 00時00分 公開



「連載:jQuery逆引きリファレンス」のインデックス

連載目次


 「parent > child」のようにセレクタを「>」で区切って記述した場合には、parentに合致した要素直下の子要素childを取り出します。

 先ほどの「ancestor descendant」のパターンと異なる点は、ancestor配下であればその階層にかかわらずすべてのdescendantを取り出したのに対して、「parent > child」ではparentの直接の子要素だけが対象となる点です。

 以下は、リスト006と同様のHTMLで、セレクタだけを変えた例です。取り出されている要素の変化を確認してみてください。

<script type="text/javascript">

$(function() {
  $('#target > p').css('border', 'solid 1px #FF0000');
});

</script>

</head>
<body>
<div id="target">

  <p>1人目の子どもです。</p>

  <div>
    <p>孫です。</p>
  </div>

  <p>3人目の子どもです。</p>

</div>
<p>兄弟です。</p>

リスト007 ある要素の直下にある要素だけを取得(Parent.html)
このHTMLを実際にブラウザで開く


ブラウザで開く

リスト007の実行結果

 <div id="target">要素の配下であっても、「<p>孫です。</p>」は、間に<div>要素を挟んでいるため、いわゆる子孫要素です。このため「#target > p」には合致しないことが確認できます。

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