アクセスポートとトランクポートCCENT/CCNA 試験対策 2015年版(13)(2/2 ページ)

» 2015年04月23日 05時00分 公開
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前回の宿題と回答

前回の宿題について調べました。ご確認ください。

前回の宿題

  • データセンターでお客さまの回線を収容するスイッチでは、VLANをどのように使用していますか?
  • VLANを作成するメリット、デメリットを追加で調べましょう
  • ルーターでVLANを識別できますか?

宿題の回答

Q. データセンターでお客さまの回線を収容するスイッチでは、VLANをどのように使用している?


A. お客さまごとに一つのVLANを割り当てています。同じスイッチでも異なるVLAN-IDなので、無関係なポートにデータが流れません。


Q. VLANを作成するメリット、デメリットは?


メリット

  • ブロードキャストドメインを分割可能
  • 柔軟なネットワーク構成
  • ネットワークセキュリティの向上
  • 論理的にネットワークの構成や変更が可能

デメリット

  • VLAN間通信にはルーターやレイヤー3スイッチが必要
  • ネットワーク構成が複雑化する

Q. 1台のスイッチで管理できるVLANの数は幾つ?


A. 最大で4094個のVLANを管理できます。VLANは12bitで表します。VLAN0とVLAN4095はスイッチやルーターが自分で使う番号(VLAN-ID:4095)、あるいはVLANを使用していないことを示す(VLAN-ID:0)ため、ユーザーが自由に使えません。これらにより、4096-2=4094個です。


Q. ルーターでVLANを識別できる?


A. できます。今回リポートしたVLAN間ルーティングの技術は、ルーターで複数のVLANを識別できるからこそ、実現できる機能です。

 ちなみに使用しているVLANの一覧を表示するには、次のコマンドを使用します。

スイッチの場合:Switch#show vlan
ルーターの場合:Router#show vlan-switch


「CCENT/CCNA 試験対策 2014年版」バックナンバー

筆者プロフィール 齋藤貴幸

齋藤貴幸(さいとうたかゆき)

ドヴァ ICTソリューション統轄本部 デベロップメント&オペレーショングループ 2部

情報系専門学校の教員を12年勤めた後に同社へ入社、エンジニアへ転向。沖縄県と首都圏を中心にネットワーク構築業務に携わる。また、シスコ・ネットワーキングアカデミー認定インストラクタートレーナーとして、アカデミー参加校のインストラクターを指導している。炭水化物をこよなく愛する男。


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