アイデアソンもねえ、ハッカソンもねえ、勉強会もそれほどやってねえ。AIねえ、ブロックチェーンねえ、たまにあるのはRubyくらい――そんな徳島で僕は絶対的幸福を手に入れました。
こんにちは。東京から徳島にUターンしたフルスタック寄りのエンジニア、「GTラボ」代表取締役の坂東です。
「U&Iターンの理想と現実 徳島編」、今回は私的「Uターンして良かったこと/悪かったこと」をお伝えします。
前回の記事で書きましたように、僕は妻の出産がきっかけで徳島にUターンしました。
東京の子育て環境は過酷です。
例えば移動。都会では子連れの移動は大変だろうと思います。徒歩10分のスーパーまでベビーカーを押して狭い路地を行き来する日々の買い物。都心部に出かけたら出かけたで、人混みが多くて子どもから目が離せないし、電車や駅の段差などで移動もしづらいでしょう。
徳島での子連れ移動は快適です。移動は、ほぼ車。僕はUターン後すぐに、7人乗りのステーションワゴンを買いました。
行き先はショッピングモールです。駐車場に車を置いて、子どもをチャイルドシートから降ろしてお店のカートに乗せれば、後はバリアフリーです。同じ建物内で食品衣料雑貨全てがそろい、授乳スペースや子どもの遊び場も充実していて、店員も警備員もたくさんいるので、小さい子ども連れでも安全安心です。
椅子も多いので、突然のアラートによるリモートワークも楽勝ですよ。
都会では、保育園の騒音が問題になったり、禁止事項だらけで子どもを公園で遊ばせにくかったりしていると聞きます。
でも徳島なら、保育園で大声で騒いでも注意されないし、公園はボール遊びも水遊びもOKです。公園の隣に田んぼがあって、農作業中の老夫婦が子どもにカブトエビを見せているのを見たこともあります。
注意してほしいのは、徳島県内全てがこういう風景ではないことです。
市街地は、都心並みの狭い保育園で待機児童が発生しています。逆に、車で10分ぐらい離れると、高齢化と過疎で小学校が廃校の危機、という地域もあります。
「地方だからのびのび子育てできる」とは限らないので、子連れで移住する場合の居住地選びは、慎重に行わなければなりません。
山の集落地は、ロハスでインスタ映えするけれど、病院も塾も高校もない場合があります。
高齢化の進んでいる集落や市街地は、世代間ギャップが大きく、シャイなエンジニアはやりにくいかもしれません。逆に郊外のベッドタウンなら、若い世代が多く、相対的に楽でしょう。
僕のおすすすめは「藍住町」です。人口増加地域で、子育て世帯が多く、小学校も3クラスあります。町の中心にはショッピングモール「ゆめタウン」があり、徳島市まで車で15分、空港まで30分と交通の便も良い地域です。
僕も藍住町に家を買いました。
家の相場は、4LDKぐらいの戸建で新築3500万円、中古築浅2000万円、築30年リフォーム済み1000万円、築40年現状渡し400万円……「都会で遊んで、貯金なんか全然ないよ」って人でも購入できそうでしょう?
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