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「Windows 8」から導入された青い背景の「モダンブートメニュー」(ブートイマーシブメニュー、詳細ブートオプション)は、マルチブート環境におけるOSの選択画面、その他の起動設定、各種トラブルシューティングオプションへのアクセスを提供します(画面1)。
モダンブートメニューは、「Windows 7」までの「レガシーブートメニュー」(Windows 8以降でもレガシーブートメニューに変更可能)とは異なり、Windows起動直後の[F8]キーの連打で出すことはできません。
マルチブート環境の場合、既定のOSがほぼほぼ起動したタイミングでモダンブートメニューが表示され、既定以外のOSを選択すると、一度再起動された後に選択したOSが起動します。OSの起動失敗が繰り返されると、自動修復を試みた後に、モダンブートメニューのトラブルシューティングオプションへと進むことができます。
OSが正常に稼働している場合は、「設定」アプリの「更新とセキュリティ」にある「回復」(「Windows 10」の場合)、または「設定」アプリの「システム」にある「回復」(「Windows 11」の場合)を開き、「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックすることで、モダンブートメニューを表示させることができます。あるいは、[Shift]キーを押しながら再起動操作を行うことでも可能です。
その他、コマンドプロンプトやPowerShellを開き、次のいずれかのコマンドラインを実行することでも、モダンブートメニューを表示させることができます(画面2)。
shutdown /r /o /t 0
または
reagentc /boottore(※reagentcの実行には管理者権限が必要) shutdown /r /t 0
モダンブートメニューの実行ファイルは「C:\Windows\System32\Bootim.exe」であり、ログオンセッション内で管理者として実行すれば、稼働中のシステムでいつでも表示させることができます。
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