「TEDTalks」の中から、編集部の太田が「ビビビ」と感じた動画をピックアップし、不定期に紹介する企画。今回取り上げる動画は、「How I hacked online dating」だ。
本連載では、TED(「Technology Entertainment Design」の略)が主催するカンファレンスの講演動画「TEDTalks」の中から、編集部の太田が「ビビビ」と感じた動画をピックアップし、紹介していきます。
エイミー・ウェブ(Amy Webb)氏は、理想の男性と結婚するためにオンラインデートサイトに登録し、結婚相手にふさわしい男性をスコアリングした。しかし、ライバルに負けずに高スコアの男性に振り向いてもらうためには、「ライバル変数」を分析する必要があった。
方法は簡単。まず、自分が本当に結婚したいと思う架空の男性のプロフィールを10個作成。あとは、これらの男性に惹かれる女性を、ただただ待つだけだ。
彼女は、2種類のデータに注目。1つは質的データ、もう1つは量的データだ。質的データとは、「ユーモアセンス」「口調」「コミュニケーションスタイル」のようなもの。量的データとは、「プロフィールの長さ」「メッセージの間隔」などである。この結果を基に自分のプロフィールを作成すると、彼女は一躍オンラインデートサイトで大人気となった。
データの分析結果は、次のとおり。
ウェブ氏は、これらのデータ分析から結婚という幸せをつかみ取り、子どもにも恵まれた。ここで彼女が言いたかったのは、オンラインデートサイトでモテるための話でも、自分に合った結婚相手を見つけることでもない。夢の実現やビジネスでも、自分の構想を明らかにしデータを収集して分析するという、これと同じような方法を当てはめてみてはどうかということだ。
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