MicrosoftはこれまでWindows 10/11の新機能を機能更新プログラム(以前は年に2回、現在は年の後半に1回)で追加してきましたが、最新のWindows 11 バージョン22H2からは、次の機能更新プログラムを待たずに毎月の品質更新プログラムで新機能を追加していく方針に変更しました。新機能による仕様変更が業務に影響を与える可能性がある場合は、新機能のロールアウトを次の機能更新プログラムまでストップする新しいオプションが用意されています。
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「Windows 11」のバージョン22H2では、毎月の品質更新プログラムである「最新の累積更新プログラム」(Latest Cumulative Update、LCU)によって、新機能や機能強化が頻繁に提供されることになりました。
2023年3月の品質更新プログラム(Bリリース)と、それに先行する形でプレビュー提供された2023年2月のオプションの更新プログラム(Cリリース)では、この新しい方針に従って幾つか新機能が追加されています。2022年10月にも定例外のLCUによって、エクスプローラーの複数タブ化やタスクバーのオーバーフローメニューの追加が行われました。2022年10月の新機能追加を「Moment 1」、今回の2023年3月の新機能追加を「Moment 2」と呼ぶこともあります。
これまでに行われた新機能追加や機能強化/改善には、以下のようなものがあります。
各機能の詳細については公式ブログの投稿で確認してください。例えば、「2-in-1デバイス向けのタッチに最適化されたタスクバー」は、デバイスを「タブレットモード」にしたときに、アクティブウィンドウがある場合はタスクバーを自動的に閉じ、アクティブウィンドウがなくなる、または手動でタスクバーを開くと、大きなアイコンを持つタスクバーを表示することで、タッチの誤操作を防止するというものです(写真1、画面1)。
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