ここからは開発ルームとして、本物のAIで動くお悩みデバッグbotの開発状況を報告していきます。前ページまでのゴリラbotの中身は、ほぼ人力であるバーチャルAIでした。そのため、バーチャルAIを本物のAIに置き換えることを狙い、これまでOpenAIのAPIを使ったサービスを幾つも作ることで徐々に本物のAI化を進めてきました。
その一環として前回、「お悩み」からお悩みデバッグの核心である「心のバグ」の発見ツールを作成してリリースしました。複数の回答例を与え回答の質を高める「Few-Shot」をプロンプトに採用することにより、お悩みの入力から良さげな心のバグを出力できた、という結果でした。
しかしながら、入力するお悩みのストックが十分ではないので、さまざまな悩みに対応できるかどうかは検証不足です。今後投稿されるさまざまなお悩みに本物のAIで動くbotが対応できるかどうかを確認するためにも、仮想のお悩みが豊富にあると良さそうです。
そこで今回は、AIを使ったお悩み生成ツールを作ってみます。
お悩みデバッグ連載、始まりますわよ〜
お悩みその1 やりたいことがない(30歳 男性 SE)
お悩みその2 エンジニアだと思ったら通訳だった(28歳 男性 ブリッジSE)
お悩みその3 何を作りたいのか分からない(25歳 男性 プログラマー)
お悩みその4 一生女性に相手にされず孤独に寿命を終えそうで、つらい(30歳 男性 プログラマー)
お悩みその5 勉強への熱意がなくなってしまいました(25歳 男性 プログラマー)
お悩みその6 SESの現場を変えてもらうべきでしょうか(27歳 男性 SE)
お悩みその7 未経験だけど田舎暮らしエンジニアになれますか(24歳 学生 うどん)
お悩みその8 複雑怪奇なシステムばかり立ち上がる(36歳 男性 SE)
お悩みその9 仕事にやりがいを感じたい(29歳 男性 組み込みエンジニア)
お悩みその10 給料が上がらない(32歳 男性 データベースエンジニア)
お悩みその11 知識も経験もあるのに就活敗北中だワン(21歳 男性 大学生)
お悩みその12 生まれてから28年間、彼女がいません(28歳 男性 バックエンドエンジニア)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.