2022年以降、MicrosoftはWindows 10/11の機能を次々に非推奨機能リストに追加しています。その流れは2024年も続くのでしょうか。非推奨の機能リストに入れられたとしても、その全ての機能がすぐに利用不可になるわけではありませんが、実際に利用できなくなった機能も幾つかあります。
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Microsoftは、Windowsの非推奨の機能をリスト化(以下、非推奨機能リスト)して、以下のWebページで公開しています。
“非推奨機能リスト”は、2021年までは「Windows 10」や「Windows 11」のメジャーバージョンがリリースされるタイミングで更新されることが多かったのですが、2022年以降、特に2023年になったからは毎月のように更新されています(画面1)。
2022年から2023年にかけて、実に19個の機能が新たに非推奨機能リストに追加されました。その半数以上の機能は、Windows 10以降で実装されたものであることも見逃せません。
なお、非推奨の機能のリストはWindows Serverにも存在し、そちらで非推奨とされている、Windowsクライアントと共通の機能(WinRM.vbsなど)もあることに注意してください。
非推奨機能リスト入りする理由はさまざまあると思います。例えば、開発方針の変更(「Cortana」は「Copilot in Windows」へ、レガシーな「Microsoft Edge」はChromiumベースのMicrosoft Edgeへ)や、利用者が少ないこと(「Windows Mixed Reality」や「Wordpad」など)、意図しない機能不全によるサポート終了(「ソフトウェアの制限のポリシー」など)、古くて安全ではないプロトコルやサービスの排除(「TLS《Transport Layer Security》1.0/1.1」「Computer Browser」「リモートメールスロット」など)です。
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