Linux
Tips |
|
bashのプロンプトを変更するには
北浦訓行
2001/1/18
|
Linuxの標準シェルであるbashでは、PS1という環境変数によってプロンプトを定義している。従って、exportコマンドでPS1を変更すればいい。
デフォルトでは「[ユーザー名@ホスト名 カレントディレクトリ]」というプロンプトになっている。これを単純に「$」というプロンプトに変更するには、以下のコマンドを実行する。
デフォルトのプロンプトに戻すには、以下のコマンドを実行する。
export PS1="[\u@\h \W]\\$ " |
bashのプロンプトには、以下のような特殊な文字を使用できる。これらを組み合わせれば、オリジナルプロンプトも作成可能だ。
\a |
ASCIIのベル文字(07)を表示する(ビープ音を鳴らす) |
\d |
「曜 日 月 日」の形式(例:Fri Jan 5)で日付を表示する |
\e |
ASCIIのエスケープ文字(033)を表示する |
\h |
ホスト名のうち最初の「.」までの部分を表示する |
\H |
ホスト名を表示する |
\n |
改行する |
\r |
復帰する |
\s |
シェルの名前を表示する |
\t |
現在の時刻を24時間の「HH:MM:SS」形式で表示する |
\T |
現在の時刻を12時間の「HH:MM:SS」形式で表示する |
\@ |
現在の時刻を12時間の「am/pm」形式で表示する |
\u |
現在のユーザー名を表示する |
\v |
bashのバージョンを表示する |
\V |
bashのリリースを表示する |
\w |
現在の作業ディレクトリを、ユーザーのホームディレクトリからの絶対パスで表示する |
\W |
現在の作業ディレクトリを表示する |
\! |
このコマンドの履歴番号を表示する |
\# |
このコマンドのコマンド番号(現在のシェルのセッション中に実行されたコマンドのシーケンスにおける位置)を表示する |
\$ |
実効UIDが0の場合に#となり、それ以外の場合に$となる |
\nnn |
8進数nnnに対応する文字を表示する |
\\ |
バックスラッシュを表示する |
\[ |
非表示文字のシーケンスを開始する。これを使って、プロンプト中に端末の制御シーケンスを埋め込むことができる |
\] |
非表示文字のシーケンスを終了する |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
Linux & OSS 記事ランキング
本日
月間