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ファイル名の入力を簡単にするには 北浦訓行 |
bashには、ファイル名入力の補完機能がある。例えば、X Window Systemの設定ファイル/etc/X11/XF86Configを編集する場合、通常であれば1文字ずつ入力していくのだが、ファイル名の先頭の文字を入力して[Tab]キーを押すと、一致するファイル名が表示されるのだ。
$ vi /e |
と入力して、[Tab]キーを押すと、
$ vi /etc/ |
までが自動的に表示される。続いて、
$ vi /etc/X |
と入力して、[Tab]キーを押すと、
$ vi /etc/X11/ |
までが表示される。そして、
$ vi /etc/X11/X |
と入力して、[Tab]キーを押すと、画面に変化が起こらない(ビープ音が鳴る)。ここで再度[Tab]キーを押すと、
$ vi /etc/X11/X |
と表示される(実際に表示されるファイルは、ディストリビューションやインストールオプションによって異なる)。これは、/etc/X11/Xというファイル名が複数あることを示している。ここでは、XF86Configと入力したいので、
$ vi /etc/X11/XF |
と入力して、[Tab]キーを押す。すると、以下のように表示されるので、続けて[Enter]キーを押して、コマンドを実行する。
$ vi /etc/X11/XF86Config |
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