Linux Tips | |
suしたときにPATHなどの設定を引き継ぐには 北浦訓行 |
suは、ユーザーIDとグループIDを変更して、シェルを起動するためのプログラムだ。このように説明すると分かりにくいが、要は別のユーザーIDでログインするためのプログラムである。
$ su ユーザーID |
とすると、指定したユーザーIDでログインできる(パスワードの入力は必要)。また、元のユーザーに戻るときは、通常の手順でログアウトすればいい。
suコマンドがよく使われるのは、rootでログインするときだ。telnetやFTPなどでログインするときは、ユーザーIDとしてrootを指定することはできない。そのため、1度自分のユーザーIDでログインして、suコマンドでrootとして再ログインする。
suは、引数のユーザーIDを省略すると、スーパーユーザー(つまりroot)でのログインとなる。
$ su |
ただし、上記の例の場合、環境変数が元のユーザーIDのままとなってしまう。そのため、shutdownコマンドなどを実行しようとしてもエラーになる。これを防ぐには、-オプションを指定すればいい。
$ su - |
Linux Tips Index |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
|
Linux & OSS フォーラム 新着記事
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
|
|