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suしたときにPATHなどの設定を引き継ぐには

北浦訓行
2001/2/8

 suは、ユーザーIDとグループIDを変更して、シェルを起動するためのプログラムだ。このように説明すると分かりにくいが、要は別のユーザーIDでログインするためのプログラムである。

$ su ユーザーID
Password:
$

とすると、指定したユーザーIDでログインできる(パスワードの入力は必要)。また、元のユーザーに戻るときは、通常の手順でログアウトすればいい。

 suコマンドがよく使われるのは、rootでログインするときだ。telnetやFTPなどでログインするときは、ユーザーIDとしてrootを指定することはできない。そのため、1度自分のユーザーIDでログインして、suコマンドでrootとして再ログインする。

 suは、引数のユーザーIDを省略すると、スーパーユーザー(つまりroot)でのログインとなる。

$ su
Password:
#

 ただし、上記の例の場合、環境変数が元のユーザーIDのままとなってしまう。そのため、shutdownコマンドなどを実行しようとしてもエラーになる。これを防ぐには、-オプションを指定すればいい。

$ su -
Password:
#

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