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コマンドに別の名前を付けるには
北浦訓行
2001/2/22
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覚えにくいコマンドや複雑なオプションを指定しなければならないコマンドを、キーボードで入力するのはなかなか骨の折れる作業だ。そのようなコマンドには、別の名前を付けると入力が簡単になる。この機能を「エイリアス」と呼ぶ。
エイリアスは、以下のような書式で指定する。一般的には、.bashrcなどに記述しておく。
$ alias 別の名前(エイリアス名)=コマンド |
aliasコマンドをオプションなしで実行すると、設定されているエイリアスの一覧が表示される。VineLinux 2.1の場合は、デフォルトでは、以下のようなエイリアスが設定されている。
$ alias
alias eng='LANG=C LANGUAGE=C LC_ALL=C'
alias l.='ls .[a-zA-Z]* --color=tty'
alias la='ls -a --color=auto'
alias ll='ls -la --color=auto'
alias ls='ls -F --color=auto'
alias which='alias | /usr/bin/which --tty-only --read-alias --show-dot
--show-tilde'
$ |
試しに、llというコマンドを実行すると、以下のようになる(Turbolinuxの場合は、llは「alias ll='ls -la'」と設定されている)。
$ ll
合計 312
drwxr-xr-x 24 noriyu-k noriyu-k 4096 Feb 9
15:42 ./
drwxr-xr-x 5 root root 4096
Jan 20 02:16 ../
-rw------- 1 noriyu-k noriyu-k 183 Feb 9
15:42 .ICEauthority
-rw-rw-r-- 1 noriyu-k noriyu-k 65
Jan 8 15:51 .WindowMaker-errors
-rw------- 1 noriyu-k noriyu-k 227 Feb 9
15:41 .Xauthority
-rw-r--r-- 1 noriyu-k noriyu-k 4963 Jan 26 13:43
.Xdefaults
(省略)
$ |
設定したエイリアスを解除するには、unaliasコマンドを使用する。
$ unalias ll
$ ll
bash: ll: command not found
$ |
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