Linux Tips

ソースファイルで配布されているプログラムをインストールするには

北浦訓行
2001/3/15

 新しいプログラムやバージョンアップされて間もないプログラムは、RPMパッケージが用意されていないことが多い。そのような場合には、ソースファイルを入手して、自分でプログラムをコンパイルしてインストールする必要がある。

 とはいうものの、多くのプログラムでは環境設定のシェルスクリプトやMakefileが用意されているので、幾つかのコマンドを実行するだけだ。ここでは、オブジェクト指向言語Rubyの最新版(1.6.2)をインストールする例を紹介する。RubyのWebサイト(http://www.ruby-lang.org/)では、最新版のソースファイルが.gz形式で配布されているので、適当なディレクトリにダウンロードする。

 インストールの手順は、READMEなどのファイルに記述されていることが多いので、必ず目を通す必要がある。

 Rubyの場合は、以下のような手順でインストールを行うが、プログラムによってはオプションが必要なケースもある(例えば、日本語版のsambaの場合は./configureにオプションが必要)。

# tar zxf ruby-1.6.2.tar.gz
# cd ruby-1.6.2
# ./configure
# make
# make install
# make clean
# ruby -v
ruby 1.6.2 (2000-12-25) [i686-linux]

 なお、ここでは便宜上、すべての作業をrootで行ったが、実際にroot権限が必要なのは、make installコマンドを実行するときだけだ。

Linux Tips Index



 Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス
インストール/RPM ブート/ブートローダ
ファイル操作 環境設定
ユーザー管理 コンソール/ターミナル
X Window System セキュリティ
トラブルシューティング 他OS関係
ネットワーク ハードウェア
Webサーバ Samba
GNOME KDE
OpenOffice.org エミュレータ
ソフトウェア そのほか/FAQ
全Tips公開順インデックス Linux Tips月間ランキング
Linux Squareフォーラム全記事インデックス

MONOist組み込み開発フォーラムの中から、Linux関連記事を紹介します


Linux & OSS フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

注目のテーマ

Linux & OSS 記事ランキング

本日 月間