Linux Tips

RPMパッケージとは

北浦訓行
2001/3/22

 Red Hat系のLinuxやTurbolinuxでは、プログラムの配布形式としてRPM(Redhat Package Manager)を採用している。これにより、ソフトウェアのインストールやアップデート、アンインストールが非常に簡単に行える。RPMパッケージには、プログラムなどのバイナリファイルや設定ファイル、ドキュメントなどがまとめられており、rpmというコマンドでインストールや削除などの操作ができる。また、GNOMEにはGnoRPMというGUIのツールもある。

GnoRPM(画像をクリックすると拡大します)

 RPMパッケージは、それぞれ以下の規則により名前が付けられている。

<パッケージ名>-<バージョン番号>-<リリース番号>.<アーキテクチャ>.rpm

 命名規則の「アーキテクチャ」とは、パッケージが対応する機種を示す。

  アーキテクチャ
内容
  alpha Alpha
  i386 i386以降のx86
  noarch 機種に依存しない
  ppc PowerPC
  sparc SPARCStation
  src ソースファイル

 RPMパッケージは非常に便利だが、RPMを採用しているすべてのLinuxディストリビューションで使用できるわけではない。むしろ、ディストリビューションごとに、ライブラリのバージョンやディレクトリ構成が異なるので、使用できないと考えた方がいい。つまり、使用しているLinux用のRPMパッケージを使うのが無難だ。

Linux Tips Index



 Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス
インストール/RPM ブート/ブートローダ
ファイル操作 環境設定
ユーザー管理 コンソール/ターミナル
X Window System セキュリティ
トラブルシューティング 他OS関係
ネットワーク ハードウェア
Webサーバ Samba
GNOME KDE
OpenOffice.org エミュレータ
ソフトウェア そのほか/FAQ
全Tips公開順インデックス Linux Tips月間ランキング
Linux Squareフォーラム全記事インデックス

MONOist組み込み開発フォーラムの中から、Linux関連記事を紹介します


Linux & OSS フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

注目のテーマ

Linux & OSS 記事ランキング

本日 月間