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HTMLドキュメントを手軽に表示するには 北浦訓行 |
最近では、ソフトウェアのドキュメントが単なるテキストファイルではなく、HTML形式で用意されていることが多くなった。それらの文書を読むには、NetscapeなどのWebブラウザを使えばよいのだが、Webブラウザは巨大なプログラムで、起動するだけでもかなりの時間がかかってしまう。じっくりとWebページを見るのならばそれでもかまわないが、ドキュメント類はパッと開いて、流し読みをすることが多いので、起動するのを待つのは苦痛だ。
そのようなときは、テキストベースのWebブラウザであるlynx(リンクス)を使うといい。lynxは画像を表示する機能がない代わりに、起動や表示が非常に高速なので、ドキュメントの閲覧などの用途にはうってつけだ。
lynxを使用するには、rxvtやktermなどのターミナルエミュレータから、HTML形式のファイルを引数にして起動する。例えば、rxvtでlynxを起動して、/usr/share/swat/ja/help/HowToUseSamba/index.htmlというファイルを表示するには、rxvtで以下のコマンドを実行する。
$ lynx /usr/share/swat/ja/help/HowToUseSamba/index.html |
すると、rxvtに/usr/share/swat/ja/help/HowToUseSamba/index.htmlが表示される。また、WindowsのTera Term Proなどでも同様に実行可能だ。
rxvtに表示されたlynxの画面(画像をクリックすると拡大表示します) |
lynxの操作は簡単だ。ページの続きを表示するには[Space]キーを押す。終了するには[Q]キーを押す。[H]キーを押すとヘルプが表示される。
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