Linux Tips

MOのディスクをフォーマットするには

北浦訓行
2001/7/18

 MOのディスクフォーマットには、スーパーフロッピー形式ハードディスク形式の2種類がある。

 スーパーフロッピー形式は、1枚のMOをFDと同様に扱う。WindowsでもそのMOを読み書きするならこの形式を選択する。

 ハードディスク形式は、1枚のMOをHDと同様に扱う。この形式でフォーマットしたMOは、原則としてLinuxでしか読み書きできないが、1枚のMOに複数のパーティションを設定できる。

 MOをフォーマットする前に、MOに設定されているパーティションを削除する必要がある。パーティションの削除は、fdiskコマンドで行う。

# fdisk /dev/sdb

fdiskが起動したら、pコマンドで設定されているパーティションを確認する。もし設定されていれば、dコマンドでパーティションを削除する。削除後は念のため再度pコマンドで削除されたかどうかを確認する。wコマンドで内容をMOに書き込んだら作業は終了

 fdiskでパーティションを削除したら、実際のフォーマット作業を行う。フォーマットはmkfsコマンドを使用する。

 ちなみに、スーパーフロッピー形式でフォーマットする場合、MOの容量によってセクタのサイズが異なる。

  MO セクタサイズ
  128Mbytes 512bytes
  230Mbytes
  640Mbytes 2048bytes
  1.3Gbytes

 従って、以下のオプション付きでmkfsコマンドを実行することになる。

# mkfs -t msdos -I -s 32 -S 512 /dev/sda ←128Mbytesおよび230Mbytesの場合
# mkfs -t msdos -I -s 32 -S 2048 /dev/sda ←640Mbytesおよび1.3Gbytesの場合

 ただし、ディストリビューションによっては上記のオプションが使えないことがある。その場合は、「mei」というMOのフォーマットプログラム(http://hp.vector.co.jp/authors/VA001240/)などを使用するといいだろう(Windowsでフォーマットできるのならそうした方がいい)。

 ハードディスク形式でフォーマットする場合、以下のオプション付きでmkfsコマンドを実行する。

# mkfs -t ext2 -b 512 /dev/sda ←128Mbytesおよび230Mbytesの場合
# mkfs -t ext2 -b 2048 /dev/sda ←640Mbytesおよび1.3Gbytesの場合

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