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MOのディスクをフォーマットするには 北浦訓行 |
MOのディスクフォーマットには、スーパーフロッピー形式とハードディスク形式の2種類がある。
スーパーフロッピー形式は、1枚のMOをFDと同様に扱う。WindowsでもそのMOを読み書きするならこの形式を選択する。
ハードディスク形式は、1枚のMOをHDと同様に扱う。この形式でフォーマットしたMOは、原則としてLinuxでしか読み書きできないが、1枚のMOに複数のパーティションを設定できる。
MOをフォーマットする前に、MOに設定されているパーティションを削除する必要がある。パーティションの削除は、fdiskコマンドで行う。
# fdisk /dev/sdb |
fdiskが起動したら、pコマンドで設定されているパーティションを確認する。もし設定されていれば、dコマンドでパーティションを削除する。削除後は念のため再度pコマンドで削除されたかどうかを確認する。wコマンドで内容をMOに書き込んだら作業は終了 |
fdiskでパーティションを削除したら、実際のフォーマット作業を行う。フォーマットはmkfsコマンドを使用する。
ちなみに、スーパーフロッピー形式でフォーマットする場合、MOの容量によってセクタのサイズが異なる。
MO | セクタサイズ | |
128Mbytes | 512bytes | |
230Mbytes | ||
640Mbytes | 2048bytes | |
1.3Gbytes |
従って、以下のオプション付きでmkfsコマンドを実行することになる。
# mkfs -t msdos -I -s 32 -S 512 /dev/sda ←128Mbytesおよび230Mbytesの場合 |
ただし、ディストリビューションによっては上記のオプションが使えないことがある。その場合は、「mei」というMOのフォーマットプログラム(http://hp.vector.co.jp/authors/VA001240/)などを使用するといいだろう(Windowsでフォーマットできるのならそうした方がいい)。
ハードディスク形式でフォーマットする場合、以下のオプション付きでmkfsコマンドを実行する。
# mkfs -t ext2 -b 512 /dev/sda ←128Mbytesおよび230Mbytesの場合 |
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