Linux
Tips |
 |
画像を加工したりファイル形式を変換するには
北浦訓行
2002/4/25
|
画像ファイルの形式を変更するには、GIMPなどのグラフィックソフトで読み込んで保存し直せばいい。しかし、多数のファイルを対象とする場合、いちいちファイルの読み込みと保存の作業を繰り返さなければならず、かなり煩雑だ。そんなときは、ImageMagickに付属しているconvertコマンドを使用すればいい。convertコマンドは、大抵のディストリビューションには含まれているはずだ。
convertコマンドの使い方は簡単だ。オプションとして、変換元のファイルと変換後のファイルを指定する。基本的には、ファイルの拡張子によって変換後のファイル形式が自動判別される。例えば、以下のように実行するとPNG形式のファイルがPCX形式に変換される。
$ convert tmp01.png tmp01.pcx |
また、convertには画像を回転させたり拡大・縮小する機能もある。画像を回転させるときは、-rotateオプションを付けて実行する。例えば、右に90度回転させる場合は以下のようになる。
$ convert -rotate 90 desktop01.png desktop02.png |
逆に、左に90度回転させるときは、以下のようになる。
$ convert -rotate -90 desktop01.png desktop03.png |
ここでは、90度回転させる例を紹介したが、-rotateオプションは「3.5度」といった細かい数値を指定することもできる。スキャナで取り込んだ画像がちょっと傾いていた場合の修正などにも使えるだろう。
画像の拡大・縮小には、-geometryオプションを使用する。画像のサイズを800×600ドットにするときは、以下のようにする。
$ convert -geometry 800x600 desktop01.png desktop05.png |
また、パーセンテージで拡大・縮小率を指定することも可能だ。
$ convert -geometry "70%" desktop01.png desktop06.png |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
Linux & OSS 記事ランキング
本日
月間