Linux Tips | |
X Window Systemの色数を一時的に変えるには 北浦訓行 |
X Window Systemでは、色の数は以下のように表現される(実際には、下記以外にも「1」「4」「15」などが指定可能だが、ドライバがサポートしている場合に限られる)。
Depth
|
色数
|
|
8 | 256色 | |
16 | 6万5336色 | |
24 | 1677万7216色 |
X Window Systemの設定ファイルである/etc/X11/XF86Config-4(XFree86 4.xの場合)や/etc/X11/XF86Configでは、「Screen」セクションで「DefaultDepth 24」とか「DefaultColorDepth 16」というように定義されている。従って、X Window Systemの色数を変更する場合は、この部分の数字を変更すればいいのだが、一時的に色数を変更したいときにまで、設定ファイルを変更するのは面倒だ。
そのようなときには、startxコマンドの「-- -depth」オプションで色数を指定すればいい。
$ startx -- -depth 8 ←256色でXを起動 |
ただし、「-- -depth」オプションで指定できる色数は、/etc/X11/XF86Config-4または/etc/X11/XF86Configの「Screen」セクションの「Display」サブセクションで指定されていなければならない(解像度も指定されていることが望ましい)。もし、以下のような設定がない場合は、追加しておく必要がある。
Section "Screen" |
Linux Tips Index |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
|
Linux & OSS フォーラム 新着記事
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
|
|