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コマンドラインでパスワードに有効期限を設定するには
北浦訓行
2002/12/5
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パスワードに有効期限を設定するにはでパスワードに有効期限を設定する方法を紹介したが、そのためだけにX
Window Systemを起動するのは面倒だ。そのようなときは、chageコマンドでパスワードに有効期限を設定するといい。chageコマンドで使用する主なオプションは以下のとおりだ。
オプション
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内容
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-l |
パスワードの有効期限を表示。ユーザーが自分の有効期限を調べるために使う。root以外でも実行可能 |
-M 日数 |
パスワードに有効期限(日数)を指定する |
-W 日数 |
パスワードの有効期限が切れる前に警告を表示する日数 |
-I 日数 |
パスワードの有効期限が切れてから、ユーザーIDが無効になるまでの日数 |
chageの実行例を以下に掲載するが、Vine Linux 2.5を使っているため実行結果の表示が日本語化されている。Red Hat Linux
7.3やTurbolinux 8 Workstationのchageは日本語化されていない。
$ chage -l foo ←ユーザーfooのパスワード有効期限を表示
最小: 0
最大: 99999 ←有効期限が設定されていない
警告: 7
無効: -1
最近の変更: 10月 14, 2002
パスワード期限: なし:
パスワード無効: なし:
アカウント期限切れ: なし: |
パスワードの有効期限を設定する場合は、rootでログインする必要がある。
# chage -M 30 foo ←ユーザーfooのパスワード有効期限を30日後に設定
# chage -l foo
最小: 0
最大: 30 ←有効期限は30日間
警告: 7 ←有効期限が切れる7日前に警告を発する(デフォルト)
無効: -1
最近の変更: 10月 14, 2002
パスワード期限: 11月 13, 2002 ←有効期限が切れる日
パスワード無効: なし:
アカウント期限切れ: なし:
# chage -W 10 -I 7 foo ←ユーザーfooの警告表示日数を10日間、パスワード有効期限切れ後のID有効期限を7日間に設定
# chage -l foo
最小: 0
最大: 30 ←有効期限は30日間
警告: 10 ←有効期限が切れる10日前に警告を発する
無効: 7 ←パスワード有効期限切れ後のID有効期限は7日間
最近の変更: 10月 14, 2002
パスワード期限: 11月 13, 2002 ←有効期限が切れる日
パスワード無効: 11月 20, 2002 ←無効になる日
アカウント期限切れ: なし: |
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