Linux
Tips |
|
suコマンドでスーパーユーザーになったユーザーを調べるには
北浦訓行
2002/12/12
|
一般ユーザーでログインしている状態からスーパーユーザーになるには、suコマンドを使用する。suコマンドを実行した場合、以下のように/var/log/messagesに記録される。
Dec 9 02:12:14 pandora 12月 9 02:12:14 su(pam_unix)[1406]:
session opened for user root by nori(uid=500) |
この例の場合、「nori」というユーザーによってsuコマンドが実行されたことが分かる。従って、suコマンドでスーパーユーザーになったユーザーを調べるには、「su(pam_unix」という文字をgrepコマンドで検索すればいい。
ただし、rootがsuコマンドで別のユーザーになる場合もあり得るので、その結果からさらにrootという単語を持つ行をgrepで抜き出す。
# grep "su(pam_unix" /var/log/messages | grep root
Dec 9 02:12:14 pandora 12月 9 02:12:14 su(pam_unix)[1406]: session
opened for user root by nori(uid=500) |
なお、Red Hat LinuxやVine Linuxは、suコマンドの実行履歴が上記のように「su(pam_unix)」と記録されるが、Turbolinuxの場合は「system-auth(pam_unix)」となる。また、closeされたsessionも記録されるため、以下のようなコマンドを実行する必要がある。
# grep "system-auth(pam_unix" /var/log/messages
| grep "root by [a-z]"
Dec 9 02:30:21 GP6-450 system-auth(pam_unix)[696]: session opened
for user root by nori(uid=500) |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
Linux & OSS 記事ランキング
本日
月間