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Partition Imageのバックアップファイルをリストアするには 北浦訓行 |
Partition Imageのバックアップファイルをリストアするには、最初にバックアップファイルを保存したパーティションをマウントして、それからPartition Imageを起動する。
# mount -t ext3 /dev/hda10 /mnt |
Partition Imageが起動したら、[Partition to save/restore]でリストアするパーティションを選択する(例ではhda5)。ちなみに、別のハードディスクまたはパーティションにリストアする際は、あらかじめパーティションを作成して、バックアップファイルを作成したときと同じファイルシステムでフォーマットしておく必要がある。当然ながら、リストア先のパーティションはバックアップしたパーティションと同じか、それよりも大きくなければならない。
次に、[Image file to create/use]にカーソルを移動して、バックアップファイルの名前を入力する。
「パーティションを丸ごとバックアップするには」では、「/mnt/hda5-backup.img」と入力したが、ファイルが自動的に分割された場合は、入力したファイル名の末尾に「.000」などの数字が付加される。従って、lsコマンドでファイル名を確認したうえで入力する必要がある。ここでは、/mntにはhda5-backup.img.000とhda5-backup.img.001というファイルが作成されているので、「/mnt/hda5-backup.img.000」と入力することになる。
次に、[Tab]キーを押してカーソルを[Action to be done]の[Restore partition from an image file]に移動して、[Space]キーを押して選択する。
ここまで設定できたら[F5]キーを押す。すると、[Restore partition from an image file]の画面が表示されるので、必要があればオプションを設定する。
リストア時のオプション画面 |
オプション設定が終わったら、[F5]キーを押す。選択したパーティションの情報が表示されるので、内容を確認して[Enter]キーを押と、確認のメッセージが表示される。[Yes]を選択するとリストア作業が始まる。
リストア中の画面 |
バックアップ時と同様に、リストア作業にはそれなりに時間がかかる。作業が終了すると、圧縮した結果が表示される。[Enter]キーを押すと、Partition Imageは終了する。
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