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LinuxクライアントでIPv6を使うには 北浦訓行 |
IPv6に対応するプロバイダやブロードバンドルータが徐々に増えてきている。原稿執筆時点では、NTTも東京23区および都下の一部フレッツユーザーを対象として、IPv6のサービス実験を行っている(ただし、NTTの実験はフレッツ網下で行われており、インターネットへは接続できない)。
LinuxもIPv6をサポートしており、IPv6を使ってWebにアクセスすることも簡単にできる。Red Hat Linux 9およびVine Linux 2.6、Turbolinux 8 Workstation(製品版)の各ディストリビューションで確認したところ、以下の手順でアクセスが可能になった。
注:インターネットにはBフレッツ(http://www.flets.com/opt/)で接続。プロバイダはIIJmio(http://www.iijmio.jp/)で、IPv6トンネリングサービス(http://www.iijmio.jp/guide/ipv6/)によりIPv6アドレスを割り当てられている。ブロードバンドルータはヤマハのRT57i(http://www.netvolante.jp/products/rt57i/)。 |
- /etc/sysconfig/networkに以下の行を追加する
NETWORKING_IPV6=yes
- システムを再起動する
- lsmodコマンドでipv6が読み込まれていることを確認する
# lsmod | grep ipv6
ipv6 177748 -1
ipv6モジュールが読み込まれていないときは、insmodコマンドで読み込む。
# insmod ipv6
IPv6で接続できているかどうかは、KAME Project(http://www.kame.net/)にアクセスしてみるとよく分かる。IPv6で接続されていれば、Webページ上部のカメが踊る。IPv4で接続しているときは、カメは動かない。
Mozilla Firebirdで表示したKAME ProjectのWetサイト |
また、Webページの最下部には、接続しているプロトコルが表示される。
接続したプロトコルの表示 |
ちなみに、Red Hat Linux 9とVine Linux 2.6にインストールされているMozillaは、IPv6が有効になっていないためか、必ずIPv4での接続になってしまう。Red Hat Linuxでは、GaleonやKonquerorなどを使えばIPv6で接続されていることが確認できる。
Vine Linuxの場合、GaleonやKonquerorはインストールされていないので、新たに別のWebブラウザをインストールしなければならない。Mozilla Firebirdで試したところ、IPv6で接続できた。Mozilla Firebirdのインストール法は、Mozilla Firebirdを使うにはを参照。
Turbolinux 8 Workstationの場合、逆にMozillaではIPv6で接続できるのだが、KonquerorではIPv4での接続になってしまう。
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