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GIMP 2.0を使うには

北浦訓行
2004/5/13

 GIMP(GNU Image Manipulation Program)が3年余りの開発期間を経て、2.0へとメジャーバージョンアップした。主な強化点として、カラフルになったアイコンや旧バージョンでは独立していた各ダイアログのドッキング機能、テキストツールなどが挙げられる。

 ここでは、GIMP 2.0のインストール方法を説明する。なお、GIMP 2.0はGIMP 1.2と共存できるので、旧バージョンのGIMPをアンインストールする必要はない。また、GIMP 2.0にはGTK+ 2.2.2以降が必要だ。従って、Vine Linux 2.6にインストールする際は、GTK+もインストールしなければならない。

 GIMP 2.0は、GIMPのWebサイト(http://www.gimp.org/)もしくはミラーサイトからダウンロードできる。原稿執筆時点での最新版は、バージョン2.0.1だ。GIMP 2.0.1のtarボール(gimp-2.0.1.tar.gz)をダウンロードしたら、適当なディレクトリで展開してインストール作業を行う。作業手順はごく一般的なものだが、大規模なプログラムなのでコンパイルにはかなりの時間がかかる。

$ tar zxf gimp-2.0.1.tar.gz
$ cd gimp-2.0.1
$ ./configure
$ make
$ su
Password:
# make install

 以上の手順でインストールできる。インストールするディレクトリを指定しない場合は、/usr/local/bin/gimpが実行ファイルとなる。X Window Systemを起動して、ターミナルエミュレータから以下のコマンドを実行すると、GIMP 2.0が起動する。

$ /usr/local/bin/gimp

 なお、GIMP 2.0は国際化対応になっているため、特に何もしなくても日本語が使用できる。

Fedora Core 1で起動したGIMP 2.0

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