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OpenOffice.orgでJavaを利用するには 北浦訓行 |
OpenOffice.orgをインストールする際、Java Runtimeを選択する画面が表示される。その時点でJava Runtimeがインストールされていない場合は、[OpenOffice.orgでJavaは使用しない]というオプションを選択するしかない。
OpenOffice.orgでは、データにJavaアプレットを埋め込んだり、JavaのプログラムからOpenOffice.orgの機能を使ったり、OpenOffice.orgドキュメントにアクセスするときなどにJavaを利用する。また、XMLドキュメントの読み込みにもJava Runtimeが必要だ。つまり、一般的な使い方をしている限りJavaは必要はない。後でJavaが必要になった場合は、OpenOffice.orgでJavaを使用できるように設定する必要がある。
まず、Java Runtimeをインストールする。原稿執筆時点での最新版は1.4.2_04だ。http://www.java.com/ja/からj2re-1_4_2_01-linux-i586-rpm.binをダウンロードし、実行権を与えて実行する。このファイルは、自己展開方式でアーカイブされたRPMだ。
$ chmod +x j2re-1_4_2_04-linux-i586-rpm.bin |
j2re-1_4_2_04-linux-i586.rpmが生成されたら、rootになってインストールを行う。
# rpm -ihv j2re-1_4_2_04-linux-i586.rpm |
次に、OpenOffice.orgのJava設定プログラムを起動する。ただし、OpenOffice.orgがデフォルトでインストールされるFedora Coreや、Vine PlusからダウンロードしたRPMファイルでOpenOffice.orgをインストールしたVine Linux 3.0には、設定プログラムがインストールされていない。これらの環境の場合は、いったんOpenOffice.orgをアンインストールして、OpenOffice.orgのWebサイトで配布されているtarボールを使って再インストールする必要がある。
OpenOffice.orgのJava設定プログラムは、jvmsetupだ。通常は、OpenOffice.orgのディレクトリ(デフォルトでは/opt/OpenOffice.org1.1.2)の下のprogramディレクトリにあるはずだ。筆者は、インストールディレクトリを/usr/local/OpenOffice.org1.1.2に変更したため、/usr/local/OpenOffice.org1.1.2/programディレクトリになっている。
rootになってOpenOffice.orgのprogramディレクトリに移動し、jvmsetupコマンドを実行する。
# cd /usr/local/OpenOffice.org1.1.2/program |
[Javaセットアップ]ダイアログボックスが表示されるので、Java Runtimeを選択して[OK]ボタンをクリックする。
[Javaセットアップ]ダイアログボックス |
OpenOffice.orgを再起動すると、Java Runtimeが使用可能になる。
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