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ディスクのアクセス速度を上げるには
北浦訓行
2004/11/2
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Linuxのファイルシステムには、ファイルを読んだ時刻が「atime」というタイムスタンプとして保存される。1ファイルアクセス当たりのオーバーヘッドはささやかなものだが、大量のファイルに対して頻繁にアクセスするシステムでは、atimeの更新にかかる時間も無視できなくなる。atimeが不要なシステムであれば、atimeの更新を無効化することでディスクのパフォーマンスが向上する可能性がある。
atimeの更新は、/etc/fstabのマウントオプションとして「noatime」を指定することで無効化できる。
LABEL=/ / ext3 defaults,noatime 1 1 |
atimeの更新を無効化すると、mountコマンドで「noatime」と表示される。
$ mount
/dev/hda1 on / type ext3 (rw,noatime)
(省略) |
この方法で効果が現れるのは、大量のファイルに頻繁にアクセスが発生する場合に限られる。メールを読み書きしたり、Webサイトをチェックしたりする程度の使い方では、あまり効果がない。
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