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ベースラインJPEGとプログレッシブJPEGを変換するには

北浦訓行
2005/1/13

 JPEGでも、GIFのインターレース表示のように、画像をすべて読み込んでから表示するのではなく、読み込んだ部分から徐々に表示することができる。それが「プログレッシブJPEG」である。これに対して、通常の形式は「ベースラインJPEG」という。

 GIMPなどのツールを使うことにより、ベースラインJPEGとプログレッシブJPEGの変換ができる。jpegtranコマンドであれば、ターミナルエミュレータなどで変換することも可能だ。

 例えば、ベースラインJPEGファイルをプログレッシブJPEGファイルに変換するには、以下のようにする。

$ jpegtran -progressive baseline.jpg > progressive.jpg

 逆に、プログレッシブJPEGファイルをベースラインJPEGファイルに変換する際は、

$ jpegtran progressive.jpg > baseline.jpg

とする。

 jpegtranコマンドで使用する主なオプションは以下のとおりだ。

オプション
意味
-optimize 画像を最適化
-progressive プログレッシブJPEGファイルを作成
-flip horizontal 左右反転
-flip vertical 上下反転
-rotate 90 時計回りに90度回転
-rotate 180 時計回りに180度回転
-rotate 270 時計回りに270度回転
-transpose 左上〜右下の対角線を軸にして反転
-transverse 右上〜左下の対角線を軸にして反転

    
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