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PXEネットワークブートでLinuxをインストールするには

北浦訓行
2005/3/10

 PXE(Preboot eXecution Environment)は、Intelが開発したネットワークブートの規格である。PXEによるネットワークブートを行うには、PXE対応NICとPXEサーバが必要だ。ここでは、PXEネットワークブート用サーバを構築するにはで構築したPXEサーバを利用して、PXEブートしたPCにLinuxをインストールする手順を説明する。

 最初に、BIOSでネットワークブートの優先順位をHDDよりも上にしておく。

BIOSの設定でネットワークブートを最優先にする

 BIOSの設定を終了すると、DHCPによりIPアドレスなどを自動設定してPXEサーバに接続し、インストーラが起動する。以後、基本的には通常のインストールと同様に作業を進める。PXEネットワークブート用サーバを構築するにはで、HTTPサーバがファイルを転送するように設定したため、インストール方法を選択する画面では「HTTP」を選択する。

インストール方法の選択画面

 [TCP/IPを設定します]という画面はデフォルトのまま次に進み、[HTTPの設定]画面では[Webサイト名]にPXEサーバのIPアドレス(例では192.168.0.30)を指定する。[Fedora Coreディレクトリ]には、PXEネットワークブート用サーバを構築するにはの/etc/httpd/conf/httpd.confに設定したエイリアス名(例ではfedora)を入力する。

[HTTPの設定]画面

 インストールが終了したら、再起動時にBIOSの設定モードに入り、ネットワークブートの優先順位をHDDよりも下げておく。

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