Linux Tips

VMwareの仮想ディスクを拡大するには

北浦訓行
2005/5/26

 VMwareは、仮想マシンの作成時にゲストOS用仮想ディスク容量の上限を設定する。ここで上限を少なく見積もってしまうと、後で仮想ディスクが足りなくなることがある。その際は、「VMware仮想ディスクマネージャ」で仮想ディスクの容量を拡大する。

 VMware仮想ディスクマネージャは、VMware Workstationに付属する(4.5.2および5で確認)ツールで、コマンド名はvmware-vdiskmanagerだ。ホストOSがLinuxの場合は/usr/bin、Windowsの場合はVMwareをインストールしたフォルダにある。

 vmware-vdiskmanagerでは、仮想ディスクのバックアップやデフラグ、拡張、圧縮などを行うことができる。仮想ディスクを拡大する際は、-xオプションで容量を指定する。例えば、CentOS4.vmdkというファイル名の仮想ディスクを15Gbytesに拡大する場合は、以下のようコマンドを実行する。

$ vmware-vdiskmanager -x 15GB CentOS4.vmdk
Using log file /tmp/vmware-noriyu-k/vdiskmanager.log
  Grow: 100% done.
The old geometry C/H/S of the disk is: 1044/255/63
The new geometry C/H/S of the disk is: 1958/255/63
Disk expansion completed successfully.

 この作業は、完了するまでかなりの時間を要する。

 なお、VMwareでは、仮想マシンを新規に作成する際、仮想ディスクの作成方法として

  • 仮想ディスクの容量
  • 事前割り当て
  • ディスクを2Gbytesで分割

の3つから選択する。いずれを選択した場合でも、vmware-vdiskmanagerコマンドによる仮想ディスクの拡大は可能だ。

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