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chkrootkitで指定できるオプション 北浦訓行 |
rootkitを検出するにはで説明したとおり、chkrootkitコマンドはオプションを指定しなくてもrootkitの有無を調べることはできる。
以下のオプションを利用すれば、挙動や出力を制御できる。
オプション
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意味
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-V | バージョンを表示する |
-l | 検査する項目を表示する |
-d | デバッグモード |
-q | 最低限必要な情報のみを表示する |
-x | 詳細な情報を表示する(エキスパートモード) |
-r dir | チェックするルートディレクトリを指定する。デフォルトは「/」 |
-p dir1:dir2:dirN | 別のメディアにある外部コマンドを利用する場合のパスを指定する |
-n | NFSでマウントされたディレクトリをスキップする |
あるホストでrootkitが検出された場合は、すぐにそのホストをシャットダウンしてネットワークから切り離す必要がある。そのうえで、ハードディスクをマシンから取り出して別のマシンに接続し、ほかのLinuxから詳細を調査する。
例えば、rootkitを仕掛けられたシステムのパーティションを/dev/hdb1とすると、
# mount /dev/hdb1 /mnt ←/mnt/に/dev/hdb1をマウント |
のようにすることで、安全にハードディスクを調べることができる。
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