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Xdmxを手軽に利用するには
北浦訓行
2006/2/2
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Xの画面を複数のディスプレイに分割表示するにはで、DMX(Distributed Multi-head X)の使用方法を説明した。ただしこの方法では、ディスプレイの数が増えると操作が煩雑になる。そこで、あらかじめ作成した設定ファイルによって表示させる方法を紹介する。
最初に、設定ファイルを作成する。設定ファイルの名前や場所は適当で構わない。ここでは、例としてユーザーのホームディレクトリにxdmx.confという名前で作成する。ホスト名は、Xの画面を複数のディスプレイに分割表示するにはと同じく「PC01」「PC02」とし、デュアルディスプレイ環境を構築する。
virtual example {
display PC01:0 1280x1024 @0x0;
display PC02:0 1280x1024 @1280x0;
} |
次に、起動時のランレベルを「3」、色深度を「16」に変更。そして、PC01とPC02の両方で、
を実行してXサーバを起動する。
ここまでの作業が終わったら、PC01とPC02が互いにアクセスできるように、それぞれのPCでxhostコマンドを実行する。
最後に、Xdmx(Distributed Multi-head X server)を起動する(注)。Xdmxコマンドの書式は以下のとおり。
$ Xdmx :1 -configfile xdmx.conf -config example +xinerama & |
ここまでデュアルディスプレイ環境を例にしてきたが、例えば4台のディスプレイを縦横2台ずつ並べた場合のxdmx.confは、以下のように記述する。
virtual example2 {
display PC01:0 1280x1024 @0x0;
display PC02:0 1280x1024 @1280x0;
display PC03:0 1280x1024 @0x1024;
display PC04:0 1280x1024 @1280x1024;
} |
マルチディスプレイ環境が正常に動作しているかどうかは、以下のコマンドで確かめられる。
$ export DISPLAY=:1
$ xlogo -geometry 2000x2000+0+0 |
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