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GNOMEのファイル共有機能を使うには

北浦訓行
2006/5/11

 Fedora Core 5のGNOME 2.14は、ファイルの共有機能をサポートしている。ホームディレクトリに作成した「Public」というディレクトリをWebDAVで共有するというもので、Windowsの共有ドキュメントと同様の機能を提供する。

 ファイル共有機能を利用するには、まずホームディレクトリにPublicディレクトリを作成する。そして、[デスクトップ]メニューの[設定]−[個人ファイルの共有]を選択して[ファイル共有の設定]ダイアログボックスを表示させる。

[ファイル共有の設定]ダイアログボックス

 [Publicなファイルをネットワーク上で共有する]をオンにし、(必要であれば)[パスワード要求の時期]を選択して[パスワード]を入力する。設定が完了したら[閉じる]ボタンをクリックする。以上で、ホスト側の設定は完了だ。

 GNOMEのNautilusでファイル共有機能にアクセスするには、デスクトップの[コンピュータ]をダブルクリックして、[ネットワーク]→[xxxx's public files on xxxxxxxx]という順にアイコンをダブルクリックする。[場所]バーを表示している場合は、そこに「network:」と入力して[Enter]キーを押す。

 Windowsからアクセスする場合は、[マイネットワーク]で[ネットワークプレースを追加する]をクリックする。[ネットワークプレースの追加]ウィザードに従って作業を進め、アドレスを入力する画面でWebDAVサーバのアドレスとポート番号、ディレクトリを入力する。ポート番号は、Nautilusで共有ファイルにアクセスした際に表示されるので、それを参照する。

[ネットワークプレースの追加]ウィザード

 ファイル共有機能は、mDNS/Bonjourという簡易ネットワーク設定機能で使用するポートなどを決定している。そのため、Windowsの場合は接続用のネットワークプレースを作成しても、次回にそれが使用できるとは限らないので面倒だ。

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