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ボリュームラベルでUSBハードディスクの管理を効率化するには

北浦訓行
2006/8/17

 USB接続のハードディスクなどは、ほかのUSB機器によってデバイス名が変わってしまうことがある。そのため、接続するたびにデバイス名を確認しなければならない。このような環境の場合は、ドライブにボリュームラベルを付けて、そのボリュームラベルで管理すればデバイス名の変化に影響されなくなる。

 ボリュームラベルの設定/削除は、e2labelコマンドまたはtune2fsコマンド(+「-Lオプション」)で行う。/dev/sda3に「usbdrive」というボリュームラベルを設定するなら、以下のコマンドを実行する。

# e2label /dev/sda3 usbdrive

あるいは、

# tune2fs -L /dev/sda3 usbdrive

 デバイス名を引数にしてe2labelコマンドを実行すると、現在のボリュームラベルが表示される。

# e2label /dev/sda3
usbdrive

 このドライブを/media/usbhddにマウントする場合、/etc/fstabに以下のような設定を行う。

LABEL=usbdrive        /media/usbhdd         ext3    defaults      0 0

 設定済みのボリュームラベルを削除するには、以下のコマンドを実行する。

# e2label /dev/sda3 ""

 前述の方法で、ボリュームラベルを確認すると、何も表示されないことにより削除されたことが分かる。

# e2label /dev/sda3
  ←ボリュームラベルが削除された

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