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YouTubeの映像をダウンロードするには(youtube-dl編)北浦訓行 |
YouTubeなどの映像は、FirefoxなどのWebブラウザにFlashプラグインをインストールすれば、Webブラウザ上で再生できる。しかし頻繁に見る映像については、HDDに保存しておけば、毎回Webブラウザを起動しなくてもいい。
YouTubeの映像をダウンロードするツールは、いくつか公開されている。ここでは、コマンドラインでダウンロードできる「youtube-dl」(http://www.arrakis.es/~rggi3/youtube-dl/)を紹介する。
youtube-dlは、Pythonのスクリプトで記述されている。従って、Pythonインタプリタがインストールされたシステムであれば、実行することができる。youtube-dlは、youtube-dlのWebサイトからダウンロードできるが、Fedora 8ではリポジトリに用意されているため、yumコマンドでインストールできる。
# yum install youtube-dl |
映像をダウンロードするには、以下のように映像のURLを指定すればいい。すると、ファイル名として映像のIDを付けたFLVファイルがダウンロードされる。
$ youtube-dl http://jp.youtube.com/watch?v=AHam_XQzrjI |
youtube-dlの主なオプションは以下のとおりだ。
オプション |
意味 |
-u <ユーザー名>、 --username=<ユーザー名> |
YouTubeのユーザー名を指定する |
-p <パスワード>、 --password=<パスワード> |
YouTubeのパスワードを指定する |
-o <ファイル名>、 --output=<ファイル名> |
ダウンロード時に作成されるファイル名を指定する |
-q、--quiet | メッセージを出力しないでダウンロードする |
-s、--simulate | ダウンロードのシミュレーションを行う |
-t、--title | ダウンロード時に作成されるファイル名としてビデオのタイトルを使用する (大文字は小文字に、空白はアンダースコアに変換される) |
-l、--literal | ダウンロード時に作成されるファイル名としてビデオのタイトルを使用する (実際のタイトルに忠実なファイル名になる) |
-g、--get-url | ビデオの最終的なURLを表示する |
-2、--title-too | -gオプションとともに指定することにより、ビデオのタイトルと 最終的なURLを表示する |
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