メールの送信者名は、ローマ字表記と日本語表記どちらの方が相手に伝わりやすいでしょうか?
※この連載は「メール文章力の基本」(藤田英時著)の第1章を、著者と出版社の許可の下、一部修正して転載するものです。
クライアントや協力会社など社外の人にメールを送るとき、送信者名をどのようにしたら相手に分かりやすいでしょうか?。
送信者名はメールの差出人を示す重要な情報です。「どこの誰か」がひと目で分かるように「フルネーム+会社名」で書きましょう。
k-inoue@atmaritsystem.co.jp ←メールアドレスを表記
井上 ←名字だけを漢字で表記
健治 ←名前だけを漢字で表記
Inoue ←名字だけをローマ字で表記
Kenji ←名前だけをローマ字で表記
Ken ←通称をローマ字で表記
井上健治 または Kenji Inoue
井上健治(@ITシステム)
悪い例は誰からのメールかが分かりにくく、迷惑メールと間違われやすくなります。フルネームを漢字またはローマ字で書いている普通の例は、一般的ですが「所属」が分かりません。
ローマ字のフルネームは外資系の会社に多く見られますが、相手が日本人の場合は、漢字表記にするか、件名の最後に「会社名+フルネーム」を入れると、ひと目で分かるので親切です。
記念パーティーご参加のお礼(@ITシステム・井上健治)
藤田英時著
日本実業出版社 1300円(税別)
仕事のできる人がやっている「短く」「分かりやすく」「見やすい」メールが書ける77のルールを「良い文例・悪い文例」を対比する構成で紹介する。
藤田英時
コンピューター、インターネット、英語を得意とするジャーナリスト、ライター。米国ベイラー大学でコミュニケーションを専攻後、西南学院大学文学部外国語学科英語専攻卒業。翻訳出版、書籍編集・執筆、マニュアル制作、プログラム開発、技術サポート、大学で情報処理の指導など、幅広く活躍中。
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